今回も、僕らの日常にあふれる【洗脳】の手法について詳しく語っていきます。
　
「そんなの常識でしょ」
「フツーこうするでしょ」
「あり得ない！！」
「許せない！」
　
こんな言葉とともに、反射的に
感情的になる時は、特に気をつけてください。
　
そこには、他人から刷り込まれた
【洗脳】の痕跡を見つけることが出来ます。
　
　
この世に、固定された善悪はありません。
絶対的な善も、完全な悪もあり得ません。
　
時代や場所が変われば、常識なんて真逆になります。
　
　

例えば、
現代では同性愛者は肩身が狭いですが、
生殖を目的としない同性愛こそが至高の愛だと、
もてはやされた時代もあります。
　
不倫は甲斐性だったし、タバコは
健康のために医者から勧められていました。
　
国の英雄は一夜にして戦犯になります。
　
他にも、時代や場所の移り変わりによって
常識や正義が変わってしまう例は枚挙に暇がありません。
　
　
でも、僕らは
自分の価値観に反するものに直面した時、
脊髄反射で、感情的になってしまいます。
　
真理としては、全ては諸行無常。
常識はさほど常識ではありません。
　
　
メディアや影響力を持っている人が
自分の都合のいいように民衆を
【洗脳】するのが世の常です。
　
　
ぼーっとしていると、他人が望む自分
他人にとって都合のいい自分になっていきます。
　
それは、自分の人生を生きられない、ということです。
　
　
洗脳にあふれる現代（はるか昔からですが）を生き抜くための、
知恵としてこの記事を読んでもらえれば、と思います。
　
　
　
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　本文
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今日は前回に引き続き
【洗脳】についてお話していきます。
　
まず簡単に前回のおさらいしましょう。
　
　
０）まず前提として、あなたはすでに様々なものに洗脳されている。
　
１）一番危険な状態は、「洗脳に無自覚」なこと。
　
２）自己防衛するために、洗脳の手法を知ろう。
　
３）メディアや広告は洗脳を目的としているという事を意識することから始めると良い。
　
　
※テーマ的に少しストレスを感じる
かもしれませんが、最後まで読んで
解決策を学ぶことでストレス解消してくださいね。
　
　
では、今日は洗脳の手法を知りましょう。
　
代表的なものは以下の２つです。
　
１、繰り返し刷り込む
２、エアポケットに忍び込ませる
　
それぞれお話していきますね。
　
　
　
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１、繰り返し刷り込む
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これはとてもイメージしやすいでしょう。
　
CMのように繰り返すことで
潜在意識に刷り込む方法です。
　　
この方法は、誰にでも出来て、
人の無意識にパワフルに
メッセージを刷り込むことが出来ます。
　
　
選挙活動期間には、選挙カーが
やたらと名前を連呼しますよね。
　
ほんとに騒音でしかないので
やめて欲しいんですが（笑）
　
あれを聞いて、
「無駄なことしてるなー。」
って思ったことありませんか？
　
　
以前僕は、「もっと中身のある事を
言ったほうが、票が集まるのに。」とか
「名前以外知らない人に入れるわけ無いやん」
と思ってました。
　
でも政治家は馬鹿じゃありません。
　
街宣車で回るときに最も効果的なのが
名前を連呼することだからやってるんです。
　
　
先日 YouTube の動画内でもお話しましたが
「単純接触の法則」というのがあって、
　
人間心理は、接触回数が多いものに
より親しみを感じるように出来ています。
　
　
中身の質は関係ありません。
　
接触「回数」が多ければ多いほど、
それは「親しみ」に変わるんです。
　
　
通勤通学の電車で、同じ時間帯
同じ車両に乗る異性に親しみを
感じたことはありませんか？
　
話したこともない、名前も知らない
どんな性格かも全く知らない
　
それでも、毎日顔を合わせている
というそれだけで親しみを感じるんです。
　
つまり、3時間（180分）ガッツリ飲みに行って語り合うより、
30分×6回（合計180分）顔を合わす方が仲良くなれる、ということです。
　
　
　
これを応用したセールステクニックに
『一回のアポで三回会い直す』
というものがあります。
　
これは、元MDRTの方に教わりました。
（MDRTとは、保険セールスマンの
世界でトップ数％の人に与えられる称号の事です。）
　
　
普通のセールスマンは、話し始めてから
クロージング（契約）まで席を立ちませんよね。
　
顧客の購買意欲を煽って一気に畳み掛け、
気持ちが冷めないうちに契約書に
サインしてもらおう！と考えるからです。
　
　
ですが、これでは
顧客は「売られまい」と緊張し、
心にバリアを張っているので成約率が低く、
　
しかも、契約に至ったとしても、
キャンセル率が高いものです。
（無理やり買わせてるからですね。）
　
　
そこでどうすれば良いかというと、
「面会中に２回席を立つ」ようにするんです。
　
例えば、挨拶や雑談、
商品説明などの途中で、
トイレや電話で一度席を外します。
　
帰ってきて話を再開すると、
深層心理的には「会ったのは２度目」
ということになるんです。
　
また、説明し終わった時に
「さあどうしますか？」と促す前に、
また理由をつけて席を外して、
相手に考えさせる時間をとります。
　
そして戻ってくると、今度は
「（初対面なのに）３回会った人」事になるのです。
　
　
　
顧客はセールスマンが席を立った事で
緊張を解けるので安心しますし、
接触の法則で信頼と親しみを感じて
続きの話が聞けるんですね。
　
こうすることで、成約率も上がり、
契約後のキャンセル率も格段に
下がると教えてもらいました。
　
これは、対面で面談や商談をする
機会がある方に、想像以上の効果を
発揮するテクニックです。
　
初デートでも使えますよ（笑）
　
　
　
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２、エアポケットに忍び込ませる
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これは、簡単に言うと、
心の不安を利用する方法です。
　
人は感情が不安定になると、
心を落ち着けるために「理由」を探します。
　
「○○だから××なんだ。」という
結論をつけて、納得しようとするんです。
　
しかもこれは、無意識的に行われます。
　
　
有名な恋愛心理学を例に出しましょう。
　
「吊り橋理論」という言葉を聞いたことがありますか？
　
男女二人で吊り橋を渡った時に
揺れてドキドキすると、
　
無意識のうちに
　
「こんなにドキドキしてるのは、恋してるからだ！」
　
と脳が結論づけて、恐怖から
恋愛感情に発展してしまうというものです。
　
　
古い映画ですが、映画「スピード」のクライマックスで
キアヌ・リーブスとサンドラ・ブロックが
暴走バスから脱出した後に、
　
「異常な状況下で結ばれた男女はうまくいかないんだよ」
と言ってキスするシーンがありますが、
　
これぞ吊り橋効果！という映画でした。
　
　
脳はとにかく「○○だから××なんだ。」
という因果関係を見つけたがります。
　
　
男女関係でもよく起こることですよ。
　
最近、彼（彼女）がそっけない。
→なんでだろう？
→もしかして、好きじゃなくなった？
→浮気してるのかも・・・
→電話の為にわざわざ家から出て行くようになった。
→浮気してるに違いない！
→もう別れたいんだ！！
　
こう思って、ケンカしてみると
実はサプライズの誕生日会を
親友と企画してくれていただけだった。
　
なんて事は、マンガやドラマでありがちな展開ですね（笑）
　
　
脳は「なんでだろう？」と疑問に
感じたことに対して理由を想像し始めます。
　
人は、訳がわからないもの、未知のものに対して大きな恐怖を感じます。
感情の動きは次第に大きくなり、想像は妄想になっていきます。
　
そして、
　
感情が不安定になっている時に
「答えらしきもの」を与えられると、
人はそれを無抵抗に受け入れてしまうんです。
　
人は結論出すと、考えるのを
辞めてしまいます。
　
　
　
マスコミと呼ばれる新聞、雑誌
テレビ、ラジオなどでの報道は
　
「一般大衆をどこに導くか」という
意図を持って運営されています。
　
　
ファッション番組や雑誌でよく、
「今の春は〇〇柄と□□色が流行ります」
という風に流行りを先取りしていますが、
　
春の流行色がなんで冬の間に分かるんですかね？
　
　
それは簡単です。
　
流行らせる色と柄は先に決まっていて、
それをメディアで【洗脳】しているからです。
　
　
「今シーズンは白のワンピースと
それに合わせるアクセサリーの
アレンジで流行をつくろう！」
　
という方針が先にあって、
その方針に沿った服を大量生産しながら
報道で流行りを作って売りまくるんです。
　
アパレル業界としては生産コストも、
在庫リスクも極限まで減らすことが出来る賢い戦略ですね。
　
　
　
まとめると…
　
ここまで色んな例を挙げましたが、
身近な人間関係から業界の商売、陰謀論まで、
　
その根底に流れているのは
　
脳が「○○だから××なんだ。」と
結論付けたがるという癖にある
ということは理解していただけましたか？
　
　
　
僕は10年近く心理学を学び、
人に教えている立場ですが、
　
こうした心理の働きを知っていても
常に意見は偏りますし、間違った考えを
確信を持って発言することがあります。
（これを偏見といいます。）
　
　
ここまで話してきて結局のところ
あなたに何が伝えたかったかというと、
　
　
　僕　の　話　を　信　じ　な　い　で　下　さ　い　
　
ってことなんです。
　
　
僕はあなたの役に立てるように、
できる限り分かりやすく情報を
お伝えしようと心がけています。
　
でも、それを手放しで鵜呑みにする
ということはしないで欲しいんです。
　
　
自分の頭で考えた上で受け入れて欲しいし、
納得出来ないことがあったら、意見、
反論、質問をドシドシコメントして下さい。
　
納得行くまで答えますし、もし
僕が間違っていたり、誤解を与える
ことがあれば素直に謝って訂正します。
　
メルマガやブログの内容は、
僕とあなたと参加する皆で
より良い物にしていきたいと考えています。
　
　
　
さて、
今回前回と、「洗脳」という
ディープなテーマでお話ししてきました。
　
洗脳から身を守るために大切なのは
　
「洗脳の手法を知る」
「自分の頭で考え続ける」
　
ということです。
　
　
自分の頭で考え続けていると、
世の中や人生、人間関係などに対する
「自分の意見」が出来てきます。
　
自分の意見を持っていれば、
洗脳されることは少なくなりますし、
自分で自分を客観的に見ることが
出来るようになってきます。
　
　
ではどうすれば自分の意見が持てるのか？
　
それは、
「自分の意見を発信すること」です。
　
　
自分の思っていること、感じていることをアウトプットすることで、
内側に秘められて自分も気づかなかった
自分の意見が、外にカタチを現してきます。
　
ぜひ、ブログや SNS で、
自分の頭で考えた意見を発信してみてください。
　
僕の記事をシェアして、感想や自分なりの意見を書き加える形でもいいです。
　
　
周りに流される人生ではなく、
自分だけの人生を生きましょう。
　
今回の記事が、そのきっかけになれれば幸いです。

　

　
　＝　追　伸　＝　

トップセールスマンから学んだ【恋愛・セールスで使える『強制的に心の距離を縮めてしまう』心理テクニック】の音声解説はこちら

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078【日常に潜む洗脳手法を知って自己防衛しよう】