　
2019年の始めの頃、金山さんの勉強会に出ていて、
　
そこで、今までのビジネス人生の中で
一番しっくり来るコアコンセプトが見い出せました。
　
今までぼんやりとしていて、霞のように
掴みどころがなかったコアコンセプトだけれど、

やっと言語化出来たことで、
自分が目指している世界がはっきりし、
内側からエネルギーが湧き出てくるのを感じました。
　
　
もしあなたが、
　
「人生をかけての目的」
「理想の生活を言語化」
「夢のヴィジョンを視覚化」
「ビジネスのコアコンセプトを明確化」
「セルフブランディング」
　
などの事柄に興味があれば、
僕の事例が参考になるかもしれません。
　
　
　
━━━━━━━━━━━━━━━━━
自分のコアコンセプトは何かな？と考えながら読んでみてください
━━━━━━━━━━━━━━━━━
　
（※この記事は 2019年2月発行のメルマガの再編集版です。）
　
　
僕のコアコンセプトは、一言で言うと
『パワフルなモラトリアム生活』（仮）というものです。
　
このキャッチコピーはもっと改良する余地があるんですが、
案を考えてたら記事が出すのが遅れてきたので
（仮）の状態で、まずは中身だけ出しちゃいます。
　
　
「モラトリアム生活」といえば大学生ですよね。
　
僕のコアコンセプトは、
あの悠久の時間が流れる自由な感覚を持ちながら、
お金や影響力、出来ることのステージを上げて行くことで
人生を満喫して味わい尽くす、ということだと表現できます。
　
　
このコンセプトの原体験となっているのは、
　
僕が大学生に入ってからの４年間で感じた
【人生の充実度】の圧倒的向上感です。
　
この幸福感・充実感をもたらした原因は
多分、以下の３つの要素。
　
１）時間の自由（スケジュールの裁量範囲増加）
２）ゆるい人間関係（繋がる人をデザインできること）
３）お金と行動力の向上によって→行動範囲が広がったこと
　
　
　
━━━━━━━━━━━━━━━━━
１）時間の自由・スケジュールの裁量範囲増加
━━━━━━━━━━━━━━━━━
　
これは簡単に言うと、
やらなければいけないことが少なくなって、
逆に、何をしてもいい時間が大部分になったということ。
　
僕以外も多くの人がそうだと思いますが、
高校時代までは、基本的には生活の大半が、
学校の授業と部活、そして学校の友達と遊ぶか
受験勉強か、という選択肢しかありませんでした。
　
（バイトしてる人も多いかもですが、僕はバイト禁止の学校でした。）
　
　
　
高校の時に不自由を感じてはなかったんですが、
選択肢が少なくて、不自由だということにも
気づいていなかった感じです。
　
でも大学に入ったら、
やるべきことは「最低限単位を取る」ということだけで、
その他の事は全く縛られることが無くなってしまいました。
　
これは感覚的には、生活の８割程度の時間は、
全く何をどのようにしてもいいような状態でした。
　
「やらなければいけない」が最小限で、
残りはすべて自由に決められること。
　
この裁量の範囲の大きさに対する
快適感と解放感がすごかったのを覚えています。
　
　
　
━━━━━━━━━━━━━━━━━
２）ゆるい人間関係・繋がる人をデザインできること
━━━━━━━━━━━━━━━━━
　
幼少期や高校までは、
町内の付き合いや学校の友達、
地域の友達とのつながりというのが
「世界の全て」でした。
　
『たまたま同じ場所に居合わせた人たち』とうまくやっていく、
ということが前提であり、今までの常識だったのに、
　
大学生になってからは、好きな仲間と付き合っていたし、
合わない人と強制的に同じ時間を過ごさなくていい上に、
「一度入ったコミュニティから自由に抜けられる」
という環境の心地よさが大きかったのを今でも思い出します。
　
　
サークルには参加していたけど、
部活の時とは違って拘束力がほとんどなく、
自分の好きなスタンスで関わることが出来ました。
　
（どんな自分でも受け入れてくれる空気の
コミュニティにたまたま入れたことが
幸運だったのかもしれません。）
　
気の会う人とは長く一緒にいて、
気が合わない人とは意図的に距離を置くことが選択できました。
　
　
繰り返しになりますが、
ご近所さんと付き合わなくていいというだけで、
めちゃくちゃストレスが少ないし、
　
自分が気に入って好きな人とだけ付き合っていけるという
「人間関係を自分でデザインできる快適さ」をこの頃知りました。
　
　
　
━━━━━━━━━━━━━━━━━
３）お金と行動力の向上によって→行動範囲が広がったこと
━━━━━━━━━━━━━━━━━
　
大学生のちまちまアルバイトなので、
今から考えるとすごく小さな金額なんですが、
　
僕は学生時代お小遣いが無かったのと、
高校生の時にはアルバイトをしてなかったのもあって、
　
自分で自由に使えるお金が
月に数万円から10万円ぐらいある
というのは夢のような生活でした。
　
　
好きな物を買えるし、
好きなところに行ける、
好きなイベントに参加できる。
　
この自由がハンパない幸福感を生んでいました。
　
また、「大学生だから」という
世間からの甘やかしフィルターもあって、
　
学生団体だったり社会見学などの活動は
ものすごく優遇されていたし、
大人達にたくさん良くしてもらえました。
　
「自分が望んで行動すれば
いくらでも新しい世界を見に行ける」
　
という感覚があったんです。
　
　
　
---
　
　
　
今までもなんとなく、
大学生時代楽しかったなぁと思ってたんですが、
　
・時間やスケジュールが自由になり
・人間関係を自分でデザイン出来て
・お金と行動力の向上によって出来ることの質と幅が大きく広がった
　
これらの三つが大きな要素となって
満足感と充実感、幸せ感を感じていたんだ
　
ということが、整理されたことで、
自分の目指している世界観が突如
ハッキリ言語化出来るようになりました。
　
　
　
今振り返って考えてみると、
大学を卒業してからの10年以上、
僕あhずっと同じことをしてきました。
　
　
大学時代のモラトリアムの
充実感を更にアップデートして、
自由度と影響力とお金の余裕などを高めた状態
　
＝『パワフルなモラトリアム生活』
　
というものを実現するために
ずっと行動をしてきたし、今も行動し続けています。
　
　
　
このコアコンセプトを軸に、
自分の過去や行動を振り返ると、全てに筋が通っていて
ほんとに笑えるくらいに一貫性がありました。
　
　
ここ最近の生活を振り返っても、
　
月に数日ミーティングやコンサルや
ビジネスの予定が入っていて、
それ以外は、ゲームをしたり、旅行に行ったり、
パートナーや友達と会ったりという時間で埋め尽くされています。
　
ただ、気ままに予定を立てたいので、
基本的に「月末の時点で翌月の予定はほぼ真っ白」
という生活をここ数年続けています。
　
　
これは、大学生時代に、
最低限単位を取るための授業を受けて、
生活費をアルバイトで稼ぎ、それ以外の時間は
サークルにいったり遊んだりしていた
感覚とすごく似ているんですよね。
　
また、最低限のバイトと授業についても、
やらされ感は少なく、大学生時代も、
授業はそれなりに楽しんでいたし、
アルバイトも楽しく充実した内容で、
ただお金を稼ぐための労働という感じではありませんでした。
　
　
今も、売上や収入至上主義で仕事を詰め込むのではなく、
気ままに自由に遊べるお金を稼ぐために、
楽しくて充実感の得られる仕事を適度に入れています。
　
（※一時期は、猛烈なビジネスマンに憧れましたし、
ビジネスに美学を求めて追求しようともしましたが、
僕には合っていないと諦めました。）
　
　
　
こう言葉にして比較してみると、
今やっていることの感覚が
大学生の頃とすごく似ている事に気づきます。
　
ただ大きく違うのは、
稼ぐ金額・使う金額が２桁上がったことと、
自分の思考能力や行動力、人脈などの影響力が
格段に大きくなったことで、
　
やれることや行ける場所の
範囲やレベルが格段に大きくなったこと。
　
　
『同じベクトルでステージが上がった』という感覚です。
　
　
大学生時代もめちゃめちゃ幸せだったし、
稼げていない起業初期時代もすごく幸せだった、
稼げるようになってからもめちゃめちゃ幸せ、
　
つまり、僕は前からずっと幸せだった（笑）
という話を、コンサルの時とかにたまにするんですが、
　
それはここまで語った
「時間の裁量が効いて、
人間関係をデザインできて、
影響力の輪を大きくする環境づくり」
に注力してきたからなんだと思います。
　
　
　
　＝　追　記　＝
　
あ、ここまで書いて
一つ例外の時期があったのを思い出しました。
　
新卒で入って１年半で鬱になって辞めた会社員時代です。
　
この１年半はめちゃくちゃ辛かったです。
　
月に何百時間も残業して休日出勤して、
同僚も顧客も固定の人だけで、
自分の裁量の幅は大きくならない
　
という三重苦だったので、早めに辞められて正解でした。
　
　
　
さて、ここまで語ってきたコアコンセプトを土台にした上で、
これから未来、どういうビジョンを目指しているかと言うと、
　
何か「こういうことを成し遂げたいんだ！」とか、
「こういう影響を社会に与えたい」とか、
そういう『いかにも』なヴィジョンは持っていません。
　
僕が目指すのはやっぱり、同じベクトルでステージを上げる
　
『”さらに”パワフルなモラトリアム生活』
　
なんだと思います
　
　
今手元にある夢リストをざっと眺めてみても、
　
・使っても使ってもお金が増えていく資産運用状況
・生活する国、遊ぶ国、稼ぐ国納税する国子育てする国などを使い分ける
・歴史、政治、地政学、哲学、経済などに精通する
・知る人ぞ知るメンターとして人の人生の質の向上に力になれる存在になる
・気心が置けなくてかつ刺激を与え合える仲間を４人から８人ぐらいもつ
　
などなど、
自分の影響力と行動力の範囲を大きくすること、
自分の裁量で決められる範囲を増やすということに
重きを置いていることがわかります。
　
　
僕は、今まで１０００万円を軽く超えるお金を
自己啓発や能力開発に使ってきましたし、
今でも年間でかなりの金額を自己投資に使っています。
　
このことは僕の人生の質をめちゃくちゃ高めてくれました。
　
　
しかしその反面で、
　
「なにか素晴らしいことのために、社会貢献のために
人生を犠牲にする成功者にならなきゃいけないんじゃないか」
　
という観念も刷り込まれてしまい、
そのことで長い間苦しんできました。
　
　
ただ、いっぱい悩んできた上で、残念ながら僕は
何かのために人生を捧げるというタイプじゃない
らしいことが分かってきました。
　
そういう、社会のために戦うヒーローの方が
わかりやすく称賛されるのはわかってるんですけどね。
　
　
僕は、ヒーローになるよりも、
　
いかに自由度と裁量を担保して、
影響力を高めながら人生を楽しむか
という事の方を優先しています。
　
自分の心に正直に真摯に向かい合った結果
このことを認めて降参することにしました。
　
　
　
実のところ、
ここまで書いた内容は
今まで何度か、頭に浮かんだり、
すごく身近な人には話したことがある内容でした。
　
でも、人に語る自分の理想だったり
理念ビジョンみたいなものは、
もっと高尚で素晴らしいものでないといけない
　
という思いがあって、
なかなか口に出して人に伝えることが出来ませんでした。
　
　
でも先日初めて、
勉強会という場で自分の言葉で発表してみて、
めちゃめちゃスッキリ腑に落ちたことで
　
「やっぱりこれか」という感覚になりました。
　
2011年の出会いからずっと
僕のことを見てくれている金山さんも
『今までで一番森嶋くんぽいですね』
と言ってくれたし、確かに自分でもそう思います。
　
　
身近で僕のことを見てくれている人は、
結構納得な内容だったと思います。、
　
　
僕が、自己啓発や心理学、
歴史や哲学や政治について学び続けることも、
　
省エネビジネスを目指すのも、
コンサルやセミナーをしているということも、
　
全ては、この「パワフルなモラトリアム生活」という
コアコンセプトに統合されている。
　
　
　
こうやって長文を書き出してみて、読み返してみると、
　
時間的自由やゆるい人間関係、
そしてお金の自由や影響力が広がる感覚が大好きで、
同じベクトルで影響力の範囲を
広げていくことに興味があるんだと再認識しました。
　
　
　
このコアコンセプトに共感する人は案外いるのかな？
　
僕の感覚では、「私もそうだ！」と思う人は
結構いるんじゃないかな、と思うんですが。
　
　
もしあなたも、僕が今日語った内容に
共感するところや思う所があれば、
メッセージいただければ嬉しいです。
　
　
　
今日はながながと、僕のコアコンセプトの語りを読んでいただいてありがとうございました。
　
あなたの人生の「中心」を見つけるきっかけや参考になれば幸いです。

160【あなたの人生にはコンセプトがありますか？】