　
忙しいあなたに自由な時間を与えてくれる！
『問題解決の３ステップ』フォーマットの紹介
　
この記事は、よく『バタバタ』していて忙しく
思うように自由時間が使えなかったり
仕事が進まなかったりする、そんな人のために書きました。
　
簡単な３ステップ（10分ぐらい）で
驚くほど自由な時間と余裕が増えますよ。
　
　
　
━━━━━━━━━━━━━━━━━
バタバタしている≠忙しい
━━━━━━━━━━━━━━━━━
　　
今回の内容は、長編（6,000文字程度）です。
　
YouTubeの方に同じ内容をUPしているので
動画のほうが聞きやすい場合はこちらからご視聴ください。

https://youtu.be/T3qHaQ8QaII?si

さて、まずは『バタバタ』について。
実は、『バタバタ』しているという状況は
「忙しい」状況と同じではありません。
　
自分のやるべき事や、どうしたらいいかが
把握できていないまま動いている状態のことを
『バタバタしている』と僕らは表現します。
　
　
忙しくても、バタバタしていない人は沢山います。
　
　
あなたも見かけたことありませんか？
　
人一倍の仕事量を捌いているにもかわらず、
余裕のある空気感を漂わせながら
サクサク仕事を進めていくデキる人を。
　
　
　
『バタバタしている』とは、
自分のやるべき事が不明確で、
迷いがある中で右往左往している様子であり、
　
　バタバタ　≠　忙しい
　
という事を、まずは知ってください。
　
　
まさにバタバタ状態の方をコンサルする機会が先日あったので、
その時お話したアドバイスを
　　
記事にまとめてシェアしたいと思います(^^)
　
　
　
━━━━━━━━━━━━━━━━━
『バタバタ』している状況を抜け出す秘訣は何か！？
━━━━━━━━━━━━━━━━━
　　
いつも僕の情報を受け取ってくれている方には
お馴染みの「紙に書く」ことです。
（またかよと思わず、聞いてくださいね（笑））　
　
　
手を動かさずに頭の中だけで
思考を進めていると混乱してしまいます。
　
だから、
　
頭の中にあることを紙に
書き出しながら思考を進めていけば、
整理されてバタバタ状態から
抜け出すことができます。
　
　
ただ、
「とりあえず紙に書いてください」
て言われても、どのように思考を書き出して
整理して前に進めていけばいいかわからないと思うので、
　
効率的に思考を整理して、
欲しい答えをすぐに手に入れるための
　
【問題解決３ステップ】フォーマット
　
をお伝えします。
　
　
　
その前に、確実に認識しておいてほしいことがあります。
　
それは、紙に書かずに考えるということで
問題解決の難易度が爆上がりしているということです。
　
　
よく使う例え話なのですが、
　
僕たちは九九の計算なら瞬時にできますよね。
２桁×２桁の掛け算も、ちょっと時間をかければ暗算できるでしょう。
　　
でも、１０桁×１０桁の掛け算を
暗算で解くというのはかなり大変だと思います。
　
　
　
こんな時も筆算をすれば何も問題はありません。
　
どれだけ桁が多くても、一つ一つの計算を
丁寧に紙に書いて行けば必ず解けますよね。
　
計算の経緯が紙に残っているので、
間違いを見直して訂正することも簡単です。
　
　
これが暗算と筆算の違いです。
　
　
　
何をわかりきったことを、と思うかもしれませんが、
ほとんどの人は、日常生活で「暗算」に頼り切って生活しています。
　
頭の中でだけで考えて、
あーでもないこーでもないと
答えを出そうとしてしまうんです。
　
そして良い答えが見つけられない自分や、
ぐるぐると同じことをしてしまう自分を、
　
要領が悪いとか、能力が低いとか、
そんなふうに思ってしまうわけですが、
これはとんでもない勘違いです。
　
　
要領がいい人と悪い人の違いは、
多くの場合、能力が違うのではなく、
　
暗算をして答えを出しているのか
筆算をして答えを出しているのかの違いです。　
　
　
　
日常やるべきことや
考えるべきことというのは
一つ一つは単純で簡単なものが多いです。
　
例えば、洗濯をする、夕食を作る、
〇〇さんに××について質問する、
メールの返事をする、□□を調べる…などなど。
　
一つ一つのやる事は簡単なことでも
それが組み合わさると複雑になります。
（掛け算と同じですね。）
　
　
　
複雑な問題を前にすると、
　
何から手をつけていいかわからなくなり、
無力感とやる気の低下に襲われ、
行動しない自分を見て自信をなくしたりします。
　
行動したとしても、
行き当たりばったりの対象になってしまうので、
うまく結果が出なかったり、判断を誤ってしまい、
更なる問題を生み出してしまったりします。
　
　
そりゃあ『バタバタ』しちゃいますよね。
　
　
　
なので、僕のお勧めは、日常生活でも
暗算じゃなくて筆算をしようってことです。
　
つまり「紙に書く」ということですね。
（PCやスマホのメモでもオッケーです。）
　
　
自分の思考を、手を動かして書きながら答えを出すと
　
今まで思い浮かばなかったアイデアが出てきたり、
見落としていた視点を見つけられたり、
　
そもそも何を目指せばいいのか
ということが明確になって
やるべき事とやる必要のないことが
はっきりクッキリするので、
　
それにかかる時間が、1/10とか1/100になったりします。
　
悩んでたけどそもそもやる必要がないこと
だったと気づくことも多々あるので、
やるべき事自体が減って、使える時間が増えます。
　
　
　
僕たちは日常の惰性に流され、
本当にやるべきでない事をやり、
付き合うべきではない人と会い、
いるべきではない場所に安住してしまいがちです。
　
　
でもそれは、過去を振り返ってみれば
あなたの人生にとって全く無駄な時間になってしまいます。
　
　
無駄な時間を過ごすメリットは、
「こういうことをすると無駄になる、
自分にとってマイナスになるんだな」
という気付きが得られるだけでしょう。
　
（紙に書いて整理しておくと、やる前に気づけます。）
　
　
　
「７つの習慣」という名著で語られている
こんなたとえ話があります。
　
　
もし、ハシゴをかけ違えていれば、
どれだけそのハシゴを効率能率よく登っても
望まない場所に素早くたどり着くだけである。
　
　
間違った場所に登りきった後に周りを見渡し、
正しい場所に登り直すという工程は完全な時間の無駄です。
　
このはしごの掛け違いに簡単に気づけるのが
先ほどからくどくど話している、
紙に書いて思考を整理するっていうことなんです。

全てに自分で気づくことは難しいですが、
紙に書くだけで気づけることは多大にあります。
　
　
「自分の思考を吐き出して整理し、
自分が本当に求めているものに向き合い直す」
という時間は少なくとも月に一回、
できれば週に一回以上欲しいところです。
　
　
僕がおすすめなのは紙に書くという事と、
コーチをつけるということです。
　
信頼できて、自分のことを分かってくれて
導いてくれるコーチがいれば
安心して軌道修正をすることができます。
　
　
今回僕がこの記事を書くきっかけになった方も、
僕のコンサルの中でコーチングを受けていたので
バタバタしている状況から抜け出すきっかけを得られたわけです。
　
　
ちなみに僕が、
コーチングやコンサルの募集を出すのは
年に1〜2回あるかないかくらいです。
　
　
それ以外のタイミングでも、
逆オファーというか、
「こういう条件でやってもらえませんか」
という内容を相談してもらえたら、
内容によってはお応えできるかもしれません。
　
気になる方はチャレンジしてみてください。
　
　　
　
　
さてさて、長々と前提となるお話をしすぎてしまいました。
（でもこの前置きが大事なんですよ。）
　
　
ここからは、最初に語った
３つの質問のテンプレートをお話しします
　
　
　
『問題解決3ステップ』
　
１）課題は何か
２）どうなったらいいのか、理想の状態ゴールは
３）2の状態にするためにできることは何か
　
　
　
━━━━━━━━━━━━━━━━━
１）課題は何か
━━━━━━━━━━━━━━━━━
　
　
まず今頭の中で浮かんでいる
課題、問題、やるべきことを
洗いざらい書き出しましょう。
　
先日僕のコンサルを受けた方は
起業したての方でこれらついて考えていました。
　
・毎回お客さんに同じ内容を話していて時間が取られてしまっている問題
・口コミでしかお客さんが来ていないので、それ以外の経路の新規開拓をしなければ
・自分が気に入った商品を代理店販売・アフィリエイトしたいが取り掛かれていない
・セールスが完了したのに分割払いについて詳細を決めていなかったため決済が遅れている
・地元でのセミナーだけではなくて東京でもセミナーをやりたい
・友達紹介割引の価格を決めたいが、どういう仕組みにすべきか
・事務や経理が苦手だが外注をどのように委託したらいいのか悩んでいる
・確定申告や税務について無知な状態をどうにかしたい
などなど
　
これらのことについて、
整理する時間もなく、紙に書き出すこともなく、
頭の中で暗算をしていた状態なので
混乱した様子でコンサルを受けられていました。
　
　
これだけの事を同時に
頭の中だけで考えていたわけですから
混乱して『バタバタ』するのも当たり前なことです。
　
　
こうやって羅列されたものを眺めると、
「こんなに複数のことを
同時に考えてうまくいくわけがない」
と、気づきそうなものですが、
　
　
紙に書き出す前、
ただ「バタバタ」している状態の時は
これだけの問題を未消化の状態で
抱えているという認識自体がありません。
　
ただ、「なんか忙し」くて
「前に進めていない感じがする」だけです。
　
　
　
状況整理をして前に進むためには、
まず自分が抱えている課題を把握する必要があります。
　
ステップ1では、
自分の頭に浮かんでいる
課題やるべきことを羅列します。
　
　
ここで書き出した課題一つひとつについて、
ステップ2、ステップ3を考えていきます。
　
　
　
　
━━━━━━━━━━━━━━━━━
２）どうなったらいいのか、理想の状態ゴールは
━━━━━━━━━━━━━━━━━
　
　
さて、ステップ1で課題を書き出したら
その課題について「どうなったら OK か」
というゴールの状態（理想の結果）を書き出します。
　
　
「どうなったら良いかなんてわかってるよ。」とか、
「目指す状態なんて書き出すまでもなくわかるよ。」
　
と言いたくなる気持ちもわかりますが、
これは書き出してみれば納得します。
　
　
　
僕たち人間は目先のことにとらわれがちで、
すぐに手段が目的になって
本来の目的を見失ってしまうものなのです。
　
　
例えば
先ほどステップ1で書き出した課題のうち
　
「・口コミでしかお客さんが来ていないので、それ以外の経路の新規開拓をしなければ」
　
というものについて考えてみましょう。
　　
　
理想の状態というのは、
　
「自分が目指す売上や利益を上回るお客さんがいてくれればいい」
　
ということなので、
口コミのお客さんだけで
目標を上回るのであれば、
何の問題もありませんよね。
　
もちろん、
広告や SEO、個人メディアによる情報発信など
様々な手段を通して新たな見込み客と
出会えることは素晴らしいことです。
　
ただこれは
「できればより良い結果に繋がる」ということであり、
もっと平易に言うと「やっといたほうがいいこと」です。
　
　
僕らはこの
　
「やっといたほうがいいこと」
　
を出来る限りやろうとしてしまいがちです。
　
　
そりゃあ出来たら出来た分だけ
結果なると思えばやった方がいいですよね。
　
　
ただ問題は、
「やった方がいいこと」というのは無限にあり、
本来それは目標目的を達成するための
手段でしかなかったということなのです。
　
　
　
今抱えている課題のゴールは何ですか？
どうなったら OK ですか？
　
頭でぼんやり考えていてもこの答えは出ません
　
手を動かして書き出してみましょう。
　
　
　　
　
━━━━━━━━━━━━━━━━━
３）2の状態にするためにできることは何か
━━━━━━━━━━━━━━━━━
　
　
さて、ステップ2で
理想の状態を書き出すと、
それを実現するためにやるべきことは何か
ということが明確になってきます。
　
　
今までぼんやりと、
霧がかかってモヤモヤしたものが、
くっきりはっきりその姿を現します。
　
　
このステップ3で書き出すことは
タスクリストというものになります。
　
理想の状態を手に入れるために
どんな行動をするかというリストですね。
　
　
単純な「やることリスト」と考えても良いのですが、
　
もし余裕があれば、
「思考する余地がなく、ただやればいいこと」
というレベルまでタスクを落とし込んでおくとより良いです。
　
　
　
例えば、普通のタスクはこんな感じ
　
「斉藤さんと商品企画について相談する」
　
これだと、いつ、どこで、どのように
というのがよく分からないのですが、例えば
　
「今日斉藤さんに電話をして、商品企画ミーティングの日程を決める。」
　　
という風にすれば、
思考の幅が狭くなって行動しやすくなります。
　
（行動する際に必要になる暗算量を、出来る限り減らすのです！！）
　　
　　
すべてのタスクについて
ここまで細かく考えていると大変ですが、
「できるだけ思考を排除した
タスクリストになっていると実行しやすい」
ということは覚えておいてください。
　
　
このステップ3では、
　
自分だけで完結したり
すぐ取り掛かれるもの以外に、
人と協力しなければ行動できないものや、
人に聞いたり調べ物をする必要が出てきたりします
　
　
このようなことについて考えていると、
具体的にスケジュールが決まってきますし、
自分がこれから取るべき行動と順番が明確になってきます。
　
　
ステップ1を書き出す前には、
モヤモヤしていて『バタバタ』
しているだけの状態だったのが、
　　
ここまで来るとくっきりハッキリ
やるべきことが明確になってくるので、
　
「やる気」が出てきます。
　
　
やるべきこと、考えるべきことが
不明確だからエネルギーを浪費してしまうんです。
　
やるべきことが明確であれば
そこにエネルギーを注げるし、
やる必要がないことが明確になれば
それを安心して切り捨てることができるようになります。
　
　
最初に言ったことの繰り返しになりますが、
『バタバタ』しているという状況は
忙しいのではなくて、自分のやるべき事や
どうしたらいいかが把握できていないまま
動いている状態のことを言います。
　
　
頭がもやもやしている時や、
『バタバタ』していると感じた時には、
今回ご紹介した『問題解決3ステップ』をやってみてください。
　
　
めちゃめちゃ楽になること間違いありません(*^^*)
　
　

161【忙しいあなたに自由な時間を与えてくれる『3つの質問』】