さて、前編では、
僕たちが行動を起こせない理由として
「ホメオスタシス」と「プロスペクト理論」という
二つの心理の働きに原因があるというお話をしました。

後編では、具体的に行動力を高めて
動き出すためのコツとアイディアを
５つお話ししていきます！

『これいいな』と思うものがあれば、
一つでも良いので取り入れて実践してみてください

効果が体感できるはずです。

　《目次》

・行動力を高めるコツ１　知ること
・行動力を高めるコツ２　身近な事例
・行動力を高めるコツ３　リスクヘッジ
・行動力を高めるコツ４　スモールステップ
・行動力を高めるコツ５　『えいやっ！』経験値

※この記事だけでも読んで理解できて使えます。

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行動力を高めるコツ１　知ること
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まず大事なことは、前編でお話しした
「ホメオスタシス」と「プロスペクト理論」が
僕たちの行動力を阻害していると

　『知る』ことです。

なぜ新しい行動が取れないのか？
チャレンジを怖がってしまうのか？

その原理を知らないと、

『自分には気合いや根性が足りない』とか
『本当にやりたいことじゃないからだ』
とか、そういったズレた勘違いをしてしまいます。

気合や根性があっても出来ないことは多いし
心の底からやりたいと望んでいても
動けないことだってあります。

だからまず、

マイナス感情が生まれて行動できないのは、
「ホメオスタシス」が働いているから、
「プロスペクト理論」が邪魔しているからなんだ、

ということを『知る』だけでもラクになります。

知ることでの利点は、
行動できない自分を責めなくなる
というのも一つのポイントでしょう。

自分を責めていたら、どんどん
行動をする気力がなくなりますからね。

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行動力を高めるコツ２　身近な事例
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不思議なもので、
リスクがあると分かりきっていることでも
『周りの人がやっている』と、
自分も大丈夫な気分になってきます。

周りのみんながやっているから

・未成年飲酒をしたり
・信号無視をしたり
・スピード違反をしたり
・ネットリンチに加担したり
・リボ払いや消費者金融を利用したり
・所得が低いのにブランド品を買ったり
・ローンを組んで身の丈に合わない家を買ったり

しちゃうわけです。

自分の身近で、
それをやっている人が一人もいなければ、
行動を起こすハードルは大きかったはずです。

薬物乱用とか万引きとか、
そういうことに走るきっかけは

身近に先人がいて、『このぐらいみんなやってるよ』
という誘い文句で、悪い仲間に入ってしまうわけですね。

ネガティブな事例ばかり挙げましたが、

これを逆に
ポジティブな方向に使おうという話です。

　　↓　　↓　　↓

独立起業したいけど怖いという人は、
脱サラして成功している人と仲良くしましょう。

シングルマザーで再婚を目指している人は、
実際に子連れで再婚して幸せな人と
お近づきになりましょう。

間違っても独身女子会を
定期的に開いてはいけません。

筋トレをしたり、ランニングをする
運動の習慣をつけたいのなら、

もうすでに運動が習慣になっていて、
楽しそうな人とお近づきになり、
運動がどんなに楽しいことか話を聞けば良いんです。

そうすると、『私もできるかも』
『やってみようかな』と自然に思えてきて、

新しい行動へのステップが軽くなります。

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行動力を高めるコツ３　リスクヘッジ
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新しい行動をする時に怖いのは、
元よりも悪い状態になってしまうことです。

『やらなきゃよかった』
なんて思いたくないですもんね。

だから、前もって
「チャレンジが失敗してもすぐ元の状態に戻れる」という
状況を作っておくと、行動しやすくなります。

例えば、
ミニマリストや断捨離など、
「所有を少なくする生活」に興味を持ったとしても、
最初は、物を捨てることに恐怖心が出てきます。

「もしかしたら使うかも」
「また買い直すのとお金がかかる」
「これ高かったのに・・・」

こんな思いが溢れてきて、
なかなか物を捨てられません。

そこを思い切って捨てると、
爽快感がある素晴らしい体験が出来るんですが、

初めてだとどうしても
戸惑いが出てしまいますよね。

そんな時は、
短期間だけトランクルームを契約して、
「捨てるもの候補」を全部ダンボールにまとめて
トランクルームに入れてしまえばいいんです。

しばらくして、
物が少ない生活が快適であれば
トランクルームの中身を
そのまま処分すればOKだし、

逆に、思い直して、
やっぱり捨てたくないと思えば、
トランクルームから荷物を戻せばいいだけです。

こういう「何かあっても元に戻れる」
というリスクヘッジをしておくと、
安心して行動できるようになります。

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行動力を高めるコツ４　スモールステップ
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何か新しい行動をしようという時は気持ちが高まっているので、
「大きく」「劇的に」変化させようと思ってしまいがちです。

でも、大きな変化には、
大きな恐怖や、面倒くささ、大変さが伴うので、
膨大なエネルギーが必要になります

だから、なかなか取り組めなかったり、
先延ばしにしてしまうわけです。

そんな時にお勧めなのが
この「スモールステップ」です。

やるべきことを細かいタスクに分けて

『とりあえず』
『一つ目のステップだけやってみる』

例えば、
「長大作の素晴らしい文章をレポートとしてまとめよう」
だなんて、大きなことを考えるとなかなか手が動きませんが、

『とりあえずパソコンの前に座ろう』
『とりあえずワードを立ち上げよう』
『とりあえず一行だけ書いてみよう』

という風に、
一歩目だけ踏み出してみるわけです。

そうすると、
その小さな一歩が呼び水になって
ついつい次の行動もしてしまいます。

山を登る時に、
常に頂上を見据えて歩き始めると
気が遠くなりますが、

足元の階段や道を、
一歩一歩着実に進んでいけば
気づいたら頂上にたどり着いているものです。

これとと同じように、
小さな一歩に集中することで
行動をするハードルを下げて
行動を始めてしまうというのが

「スモールステップ」です。

どんな行動でも、
始める時が一番エネルギーが必要です。

動き始めてしまえば、
そこまでエネルギーはかかりません。

大きな荷物や家具を動かす時、
最初に「よっこいしょ」と力を入れますが
一度動き出してしまえば
ずずずずーっと動き続けますよね。

そんな感覚です。

最初の「よっこいしょ」のハードルを
できるだけ下げると動き始めやすくなりますよ

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行動力を高めるコツ５　『えいやっ！』経験値
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最後のコツは、新しい行動が
「成功した過去の経験を思い出す」
ということです。

「ホメオスタシス」や「プロスペクト理論」の
心理的働きによって、

僕たちは新しい行動を起こす際に、
実際よりも大きなネガティブ感情を
抱いてしまいがちです。

そんな時に、
過去に『えいやっ！』と行動をして
うまくいった経験を思い出してみるんです。

「怖かったし、不安もあったけど
やってみたら大したことなかった。」
「新しい行動をして良かった。」

という経験を思い出すと、

今からやろうとしている新しい事もやってみようかな
と思えるようになります。

「新しい行動・チャレンジ→成功」という経験値を
積み重ねることで、どんどん行動力は高まっていきます。

小さな積み重ねでもいいので
新しいチャレンジを積み重ねていって、
経験値を高めていきましょう。

１）知ること
２）身近な事例
３）リスクヘッジ
４）スモールステップ
５）『えいやっ！』経験値

今日はこの５つの行動力を
高めるコツをお伝えしました。

最初も言ったように、
一つでも良いなと思うことがあれば
ぜひ取り入れてみてくださいね。

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