　
今日は、簡単なのに強力な
アンガーマネジメントの技を紹介します。

怒りの感情に任せた行動を
一瞬で自制することが出来ます。
　
もしあなたが今まで、
怒りやイライラの感情に流されて
ㅤ
・思わぬ行動をしてしまった
・人間関係を険悪にしてしまった
・「言わなくていいこと」を言ってしまった
　
などの経験があるなら、必見です。
　
　
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激情との付き合い方
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「イライラして…」
「ついカッとなって…」
「感情が抑えられなくて…」
　
など、
激しい感情によって自分が
コントロール出来なくなることは、
誰にでも経験があることです。
　
そんな時に、有効な
「感情を沈静化させるテクニック」を
レクチャーしていきますね。
　
　
　
今回は、前回に引き続き、
感情のコントロール方法をお伝えします。
　
前回の手法は、具体的に言うと
以下のような場面で力を発揮します。
　
・返事が来なくてヤキモキする。
・翌日のプレゼンが成功するか不安。
・失敗を後悔する気持ちが何度も出てくる。
　
これらに共通するのは
「状況的には落ち着いているが、
心が落ち着かない」ことです。
　
　
客観的に見れば、目の前の状況が
慌ただしいわけじゃないんです。
　
ただ、心の中でマイナス感情が
渦巻いているんですね。
　
このような心の乱れを効果的に
クールダウンするのが、昨日お話した
「風船と焼却炉」のワークです。
　
今の自分にとって不要な感情を
意識の外に追いやるのに、とても
役に立つので覚えて欲しい内容です。
　
　
　
ただ、この方法には、
一つ、難点があります。
　
静かな場所で
イメージに集中する必要があるので、
時間的に余裕が無いと使えません。
　
　
　
でも、感情が乱れている時に、
落ち着いて時間を取るのは
難しい場合が多いですよね。
　
そこで今日は、
突発的に湧き出てきた感情を、
「瞬時に」その場でコントロール
出来てしまう方法をお伝えします。
　
　
例えばこんな場面で有効です。
　

・カッとなった時
・舌打ちしてそうな時
・愚痴や悪口が口から出そうな時
　
そんな時に、
突発的な感情に任せて
言葉を吐いたり、行動すると
後で痛い目を見ることが
少なくありませんよね。
　
　
そんな時は「この方法」を使って、
感情を保留して下さい。
　
一瞬で出来て、しかも簡単です。
　
　
その方法とは、
「額のボタンを押す」です。
　
意味がわかりませんよね（笑）
　
　
これもイメージの力を使うのですが、
風船・焼却炉のワークと違う所は
予め、準備をしておく点にあります。
　
　
どんな準備かというと、
　
「額に一時停止ボタンが付いている」
と想像しておくのです。
　
　
TVのリモコンを思い出してください。
ご存知の通り、
　
再生は、横向きの「△」
録音は、赤い「○」
停止は、「□」
一時停止は、「||」ですよね。
　
あの「||」マークが額に
付いているのを想像してみてください。
　
このマークを押すと、
感情の一時停止が出来ます。
（そう考えます。）
　
　
ここまで想像した上で
額にある一時停止ボタンを
「ぴっ」っと押すと、感情を
一時的に保留することが出来ます。
　
　
試しに押してみてください。
　
この時、
実際に手を額まで持って行って、
「ぴっ」と触ってくださいね。
　
ドラゴンボールの悟空が
瞬間移動するときのような感じです。
（※わからない方は画像検索を。）
　　
　
こうやって
・一時停止ボタンをイメージして
・実際に手を動かして予行演習
すれば、もう準備完了です。
　
　
　
これは、心理学の「アンカリング」を
応用した感情コントロールの手法です。
　
「額を指で押す」行為と、
「一時停止」状態をあらかじめ
結びつけておくんです。
　
（パブロフの犬のような条件反射を
自分で作っていると思ってください。）
　
　
このイメージングと準備をしておけば、
　
突発的な感情、例えば、
並んでいた列に割り込みされて、
イラッときた時に「ぴっ」とやると、
感情を一時停止できます。
　
　
『いやいや、そんなことないでしょ。』
と思うかもしれませんが、
騙されたと思ってやってみてください。
　
驚くほど、感情を横に置いて、
冷静に客観的に自分を見ることが
出来るようになります。
　
そう、まさに言葉の通り、
「それは横に置いといて…」
ってやつです。
　
　
そもそも、
怒りやイライラ感情が大きい時は
無意識的に自分自身の感情を
増幅させていることが多いです。
　
　
　
「許せない！」
「ムカつく！」
「信じられない！」
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と頭に血が上った時にした言動は、
あとで後悔することも多いので、
一旦停止ボタンを押して、
冷静に考えてみると良いことがあります。
　
　
　
一瞬でも感情を横に置ければ、
怒りに任せた馬鹿な行動をせずに済みます。
　
イラっと来たら、「ぴっ！」
ムカッと来たら、「ぴっ！」
カッとなったら、「ぴっ！」
　
です。
　
全ての感情を止める必要はないし、
そんなことは出来ないです。
　
でも、
突発的に襲ってくる負の感情に
振り回されそうになったら、
額の一時停止ボタンを思い出してください。
　
　
また、このやり方を習慣にすると、
徐々に自分を客観視する視点が育ち、
「自分で怒りの感情を増幅させている」
ことにも気付けるようになってきます。
　
　
　
「自分の感情をコントロールする」
感覚を身につけると、
　
「悪い感情はあまり感じず、
心地いい感情を増幅させる」
　
ことも出来るようになります。
　
　
人生をハッピーに
爽やかに謳歌している人は
　
直感的にか後天的にかによらず
この感覚を身に着けています。
　
　
「一時の気の迷い」に人生を
左右されない手段を手に入れましょう。
　
合言葉は「ぴっ！」です。
　
　
是非活用してくださいね。
　

040【怒りを一瞬で鎮める方法】