　
インターネットの普及によってどんな情報でも
瞬時に手に入れられるようになってしまいました。
　
地球の裏側のニュースから、雑学、難関大学の授業内容、
数年会っていない知人の趣味まで・・・
　
どんなことでも大抵は、ネットで調べれば分かってしまいます。
　
　
ネットさえ繋がれば何でも知れるこんな時代だからこそ、
　
部屋に引きこもるのではなく外の世界へ飛び出して、
リアルな体験・リアルな交流にこだわることの価値が高まっています。
　
　
『ネットで何でも知れる時代だからこそ、リアルな体験にこだわろう！』
　
　
人から与えられた伝聞情報しか話せない「それなりの人」と、
リアルな体験をして一次情報に触れている「人間力のある人」との
格差がものすごい勢いで拡がっています。
　
　
多くの人は情報を手に入れて「知った」だけで満足します。
でも、情報を「知った」だけの人の言葉は薄っぺらいものです。
　
　
一方で、
わざわざ時間と労力をかけて、行動を起こして体験してみて
「分かった」人の言葉は説得力があり、人の心を動かす力があります。
　
　
今後の世の中は、無料のエンタメが津波のように押し寄せてきます。
何も対策しないと、波にさらわれている間に一生が終わってしまいます。
　
　
そうならないために、何を考え、どうこうどうすればいいかについて語ります。
　
　
　
━━━━━━━━━━━━━━━━━
　感性を殺す、豊かで安価な娯楽
━━━━━━━━━━━━━━━━━
　
YouTube や Netflix、VRコンテンツなど
自宅にいながら臨場感のある体験ができるエンタメは
今後も膨大に増えていくでしょう。
　
5GやAIなどの技術の進歩で映像はどんどん高画質になり
五感でリアルさながらの体験が出来るようになります。
　
しかも、それらの娯楽はどんどん安価に手軽になっていきます。
　
　
でも、
どれだけリアリティが高まっても、それはあくまでも「バーチャル」。
　
実際に、リアルに触れてみないと分からないことがたくさんあるのに、
バーチャルな体験で満足するだけでは、動物園や水族館の動物と変わりません。
　
　
　
こういう感性が殺されていく感覚は、
頭で分かっていなくても肌感覚ではみんな感じているようです。
　
　
ネット上での完成されたコンテンツが潤沢な今の時代、
「劇場への回帰」が目立っていて、
　
一時はお客さんが減っていた、劇場や舞台、
コンサートなどのライブシーンの来場者が増えているそうです。
（コロナで大ダメージを受けましたが、また再興すると思います。）
　
　
無編集の「ライブ配信（生放送）」のみを
活動の中心とした人気 YouTuber も最近数多く出てきています。
　
　
彼らは、視聴者とのコールアンドレスポンスで、
一緒にコンテンツを作り上げていくので、
「その時、その瞬間」に立ち会わなければ、二度と同じ体験はできません。
　
　
安価で手軽に高品質なコンテンツが手に入るからこそ、
無加工のライブで体験することの価値が浮き彫りになっているんですね。
　
　
　
　
━━━━━━━━━━━━━━━━━
　人間力とクオリティ・オブ・ライフ
━━━━━━━━━━━━━━━━━
　　
リアルな体験をして一次情報に触れている「人間力のある人」は、
　
感性と人生の豊かさが高まり、
魅力的で人を惹きつける存在になります。
もちろん、ビジネスでも成功しやすくなります。
　
　
「どれだけリアルに触れられるか」ということが、
QOL（クオリティ・オブ・ライフ）を高める
一つの指標として、大事になってくるように思います。
　
　
　
＝　具体例１：バンジージャンプ　＝
　
　
ちなみに僕は先日、
バンジージャンプを飛んできました。
　
自分が主催する研修の中で、
「恐怖を乗り越えて行動する」ことを
感覚として体感するワークとして、
バンジージャンプを採用したんです。
　
　　
・ジャンプ会場へ向かうまでの緊張感
・飛び込み台の先端に立ったときの恐怖感
・飛ぶと決めた時の覚悟の感覚
・飛び終わったあとの爽快感
　
映像や VR がどれだけリアルだったとしても、
こればっかりは、実際に体験しないと絶対にわかりません。
　
　
バンジージャンプを飛ぶってことを
「知ってる」人と実際に飛んで、
「分かってる」人では生きている世界が違います。
　
　
　
＝　具体例２：沖縄移住　＝
　
　
優雅な南国暮らしを期待して沖縄移住をしてみたんですが、
実際はすんごく不便で住みづらく、
寂しかったので、内地に戻ることにしました。
　
結果的には出戻りになりましたが、
いつまでも沖縄移住を夢として持ち続けるよりも
実際に体験できて良かったと思っています。
　
　
　
＝　具体例３：アフリカ旅行　＝
　　
　
数年前に旅行で、アフリカのスーダンに行きました。
　
・アフリカと言えば未開拓でマサイ族とかサファリの猛獣のイメージ？
　→まあまあ都会だし、小綺麗な人ばっかり。水洗トイレもバッチリ。
　
・紛争地域で危険？
　→スーダンの中心部はかなり安全で治安が良いです。
　
・イスラムの人って怖い？
　→過激派は超少数であり、イスラム教徒は基本的にめちゃくちゃ優しくていい人ばかり。
　
・ナイル川をクルーズ中に、蚊に刺されまくって、帰国後、激しい腹痛で救急車で病院へ。
　マラリアを疑って恐ろしかったけど、ただの胃腸炎だった。
　
　
　
僕の体験談の中から３つだけ紹介させてもらいました。
　
楽しい体験も痛い体験も両方含めて
リアルな実体験こそが大きな価値です。
　
　　
『ネットで何でも知れる時代だからこそ、リアルな体験にこだわろう！』
　
　
リアルな実体験の積み重ねが、
あなたの人間力を高め、ひいては
人生全体の質の向上につながるはずです。
　

　

200【無料の娯楽によって、僕らの感性が殺されている。】